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 緩やかに続いていた読書は数日、完全に止まっている。『読書の日記』を読み終えてから『ラインマーカーズ-The Best Of Homura Hiroshi』を読み、「手紙魔まみ」のシリーズをもっとたくさん読みたいと思いつつ、最後の章の数ページで飽きていた『雪の練習生』を読み切った。結局のところ最終章の「北極を想う日」が一番ぐっときて、今までにないことと合わさって印象的で、そのまま『アクロバット前夜90°』と『コップとコッペパンとペン』を読んだ。どちらも声を出して笑ってしまいそうで、夜中なのと出先なのとで我慢しつつ読み切った。かなり面白い。福永信の他の作品は必ず読みたい。それから『こちらあみ子』を読み、当然のように息苦しくなる、表題作も「ピクニック」も共に苦い顔をしながらも笑えるところもあって、そのバランスは心地好かった。息抜きがてら何となく集めたくなっていた一巻完結の漫画を続けて三冊、『大きい犬』『彼女のやりかた』『ストレンジ』を読み、久々に漫画を読んで鳩尾のあたりから何かが込み上げてきた。それぞれの作者の別の漫画も読みたいし、引き続き一巻完結の漫画を買い集めたい。それからタイトルに惹かれた『悲しくてかっこいい人』を読み始め、いいなあ、いいなあと思いながら読んでいたところ、ぱたっと読めなくなってしまった。
 それでここ数日はずっと音楽を聴いている。数ヶ月前から、あるライブハウスでライブをするたびに「今日はこれ」とおすすめしていただいていたバンドを中心にApple Musicでダウンロードしていったのを聴いている。
 おすすめのバンドはその都度聴いてはいたのだけど、割と驚くほどピンと来ず、そのままにしていて、それでつい最近あれこれ話しをしてからメンバー一致、聴かねばというような気持ちになりとにかく聴いている。聴いている。
 まずおすすめしていただいていたのは、Karate、Built to Spill、G.Love Special Sauce、The John Spencer Blues Explosionで、一聴目でぐっときたバンドは一つもなく、長過ぎとかうるさ過ぎとか全部一緒過ぎとか訳わからな過ぎとか一体どういうこととか思いながら聴き直したり止めたりをして、今、上から『Some Boots』『Pockets』『Karate』、『Keep It Like a Secret』『Perfect from Now On』、『Electric Mile』、『Orange』を入れて心持ち新たに聴き直している。
 上記のバンドはどれも、聴いていて気持ち良いところへはなかなか行ってくれず「ああ、この後高いところいったら気持ちいい、ああ、ここで歌始まったら気持ちいい、ああ、ここで終わったら気持ちいい、ああ、あっああーーー」とすぐにそれぞれのワールドの展開に戻っていくのを聴いていて「いや、でもいつかこれが気持ちよく聴ける日がくるのかもしれない、そうなればめっちゃいい、聴ける音楽の幅が広がる!」と思いながら頭から聴き直すのを繰り返している。オルタナだから当たり前なのかも知れないけれど、それでも。
 で、そればかり繰り返していると頭が痛くなってくるから、とにかく好きな音楽、好きなバンドの聴いたことのないアルバムもと、一緒にダウンロードしておいて合間に聴いて耳を蘇らせる。これが良くないのかもしれないけれど、そうでもしないと聴けるようになるまでに嫌になってしまいそうなので仕方ないとする。
 上記に該当するのは、LEO今井、髭、Talking Heads、宇田川別館バンド、C.O.S.A.×KID FRESINO、John Mayer、TENDREでそれぞれ『VLP』、『ねむらない』、『Stop Making Sense』から『This Must Be the Place』『True Stories』『Little Creatures』、『Shibuya Is My Town』、『Somewhere』、『Room for Squares』、『NOT IN ALMIGHTY』『Red Focus』で、これらを挟み聴きしている。どのアルバムも当たり前なんだけど何癖もあるが、気持ちのいいところへ行ってくれて「そう、それ」と普段の何倍もくる。Karate、Built to Spill、G.Love Special Sauce、The John Spencer Blues Explosionはライブを観て聴いてみたい。がちゃっとした質感がライブっぽい気がするから、家でも爆音で聴けば気持ちいいのかもしれない。
 おまけとして、聴いてみようと思ったことはあれどちゃんと聴いたことのないバンドと何となくというので、Faraquet、Foo Fighters、Gorillaz、チョモランマ・トマト、GRAPEVINE、Beck、clammbon、The Jimi Hendrix Experienceのそれぞれ、『The View from This Tower』、『The Colour and the Shape』、『Demon Days』、『チョモと僕は柵の中』、『Alright』『Best of GRAPEVINE 1997-2012』『イデアの水槽』『MISOGI EP』、『The Information』『One Foot In the Grave』、『クラムボン・ベスト』、『Electric Ladyland』でこれらもちょびちょび聴いている。
 こんなふうに音楽を聴くのは初めてで、かなり楽しい反面寝付きが悪くなるほど疲れる。