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 最近晴れの日が続いていてかなり嬉しいが、ちょっとだけ頭がもわもわ靄がかっている。紙の上の文字を読むのがしんどいから、プリントアウトしたものは放っておくことにし、共に進む本を改めて、頭から書き直していこう、とさっき思いついた。
 今まで推敲でここまで詰まることって、少ない経験だからなのか、なかったが、今回はどういう形式でも上手く乗れない。歪でも最後まで一旦書き切った方がいいのか、ちょっとしたミス、気にせず丸っと書き直そう。
 そういう訳でしばらく離れて、前日に書いたものをまず整えてから、その日の二時間半を過ごすコースへ移行しよう。
 毎日4000書けば50日で終わる、8000なら25日か、早、というかめちゃくちゃ気張って、グッドなタイミングを掴めば一週間もかからずに書けるのか、そう考えると、書いている最中の負荷をもっと増すために、毎日10000を超えりゃオッケーということにしようかな。もしくは一章につき一日、空いてる時間を全部そこに使えば、各十章30日で終わる。
 いや、毎日10000を超える方式で行こう。何日かして、時間を設定するのでもいいけれど、だらっとしたら離れることにすれば別にいいか。

 気分が沈み込んでいたから無理矢理映画を観て持ち直した。一週間映画を観過ぎよう。

 本屋に行って面陳列された本をパラパラめくって、自分の書くものとは全然違うことにがっくりくる、それらが流行っている、それらを推す人がいる世界で我々が生きる余地はないように見える。まあいっか。
 俺がすることは何もかもずれている気がしてくる。悲しいこと。本当にそろそろ、洞穴に住む準備を始めるほかないのかも。非常に堅牢で分厚い門扉に守られた洞穴に潜んで、餓死するまでNetflixで映画を観続けよう。つまらない映画の明かりを頼りに本を読み、焚き火に放り込んでいこう。
 ものすごく息苦しい。死ね!って感じの声と文字の中間がわらわらしている。健康第一。小麦粉からできた食べ物を断ちましょう!日々、感謝を忘れず、運の良いことと恵まれていることを、それを幸せだと思い込みましょう!さあ!手をとって!あなたも、これで、私たちの仲間です、いいえ、私たちは一心同体なのです、もう何にも怯えなくて良いのです。さあ。手を取って、さあ!!!さあ!さあ!さあ!!はい、どうぞ。ああ、それは、乾燥させたデーツですよ。食べないのですか?どうして?美味しいですよ。自然で嫌みのない甘さ、濃厚で、それでいて気持ち悪い後味もないですよ、食べてください、私たちはそれで、食べるものを共有することでさらに、一つになれるのです。では、どうでしょうか、私があなたに食べさせる、あなたが私に食べさせる、それで。海の上に浮かぶ小屋に泊まるのは、初めてですか?波酔い?それは、一定を超えるとなくなりますよ。最初は厳しいでしょうが、頑張ってください、飲み水と果物はいくらでもありますから、気にせず吐いてください、何度かすると慣れますから。どうぞ、くつろいでください。迷子?ああ、もうそれは気にしないで、彼の妄言ですから。村一番の漁師だったんです、それが、怪我をしてから、頭がおかしくなっただけです、彼の息子はもう街に出て働いているんですから。
 嫌な話を聞いた。気分が悪くなる話。誰それが誰それを何したみたいな話。胸焼け。胃に空いた小さな穴。休息。頭のピンポイントに効く薬。海洋。出来事。充足。私たちは、あなたを受け入れることができます、あなたがどのような人でも。私たちは、あなたを受け入れることができるんです。あなたはどうですか、私たちを受け入れることができますか?私たちがどのような人間でも?暗い青色の目の奥に、蝶々が飛んでいて、それは鱗粉を撒き散らしながら、蜜を求めて彷徨っている、私たちの話を聞いて、それでもあなたは、私たちを受け入れることができますか?水辺で揺れる草花は、風で揺れているわけではなくて、それ自身で揺れ動いている、彼らは羽をもつ虫どもを誘っていて、いつまでも揺れ動いている。あなたは勘違いしてるみたい、私たちはあなたが考えるような人間じゃないんです、でもあなたの想像できる領域を超えている訳でもない、訓練すれば大丈夫ですよ、あなたも私たちを想像できるようになりますから、あなたは私たちの想像できる範囲の、右端の方にいます、もう少し行けば枠を超えて、誰の、私たちのうちの誰にも見えなくなってしまうところでしたよ、あはは、気にしないでください、それはただのロープです、何の比喩でもないですよ、ねえ?、知ってますか?、首にかかったロープは、絶対に解けないんです、それは確実にあなたの呼吸を止める、絶対に、誰も寸前で見つけません、あなたはきっちり、完璧に死ぬことができます、大丈夫、死んだところでいなくなる訳じゃないんだから、安心なさい、何一つ変化はありませんよ、大丈夫、聞こえますか?、耳鳴り?いいえ、それは笛の音です、汽笛です。もう少し。
 検問。扉。宮殿。見えるかな?、どうだろうか、今日は何回気付きましたか?、私ですか?、私は多分、うーん、五回くらい?、いつも通りです、集団で悪事を働く人間には、甲高い音を立てて渦巻く空間の音が聞こえてないんですよ、彼らはその音を聞くことが出来ないんです、大丈夫ですか?、ゆっくり吐き出して、大丈夫です、緩く効いていく毒ですから、意識は残りますよ、後に残して来た家族が気になるんですか?、大丈夫ですよ、死者の出る集団では、その前段階から準備が整うんです、稀に間に合わない場合もありますが、今回はばっちりです。掃除婦。果汁。荷物。