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 滝口悠生『高架線』、半分ちょいくらい、とってもいい、ところどころ久々にぐぅっとくる、次は『やがて忘れる過程の途中(アイオワ日記)』を読みたい。
 山野井泰史さんのヤマケイ文庫の二冊を買って、読み終わらなかったら『重力の虹』と一緒に持って行こう。いまいち読む気が失せてきていたけれど、読んでた本にも出てきたから、きっと、読めば読める。
 そうなればいいなーとしては、持って行った先で読み終えて下巻へ進むことだけど、果たしてどうか、多分、無理だろうな。
 となると来月は『重力の虹』下巻と何かって感じになるか、楽しみでしょうがない状態が続くといい。

 モルタルっぽい器を灰皿にするために買って、ここ最近で買った本以外のもので一番気に入ってしまった。浅過ぎず深過ぎず、大きすぎず小さすぎず、元は何に使うものなんだろうか。
 こういう灰皿だらけで嬉しい。本来と違った使い方をするのが好きで、灰皿にするのは易い方で、どんどんそうではないがそうとしか使ってないってものが増えて、でもそうしないでおこうと思えば役割の変わるものがたくさんあっていい。

 読み終え、最後の方はちょっと苦手意識が働いてしまったが、かなり好きな本、何度も何度も声を出して笑った。
 で、『垂直の記憶 岩と雪の7章』、書かれているものの苛烈さと、素朴で簡潔な書き方がまずおもしろい。ふとした描写に、書いている時間の感情の動きみたいなものを感じて、つられて、いや勝手に泣きそうになる。

 ずっと興味のあるクライミングというものに真剣に挑戦したい気持ちが強くなっていく。
 高校生の頃に二回だけ行ったボルダリングジムや学校の帰りにある壁や、色んな屋上、パイプの手触りや、たまに登る山の途中にある自身にとっての巨岩、そういったものを思い出しながら読んでいく。
 その方向に突き進まなかったのは、恐怖に負けたからか。今それはもっと大きく膨れているが、何にか物凄い岩壁を登ってみたい、死んでも後悔しない岩というものを知りたいし見つけたい。
 そのうちで死ぬことになったとしても、マイナスの思いが何もない自然というものに出会えるか。
 好きなのは小さな湖と大きな岩、雪山だけど、その類で見つかるものなのか、意外に何もない広い野原だったりするのだろうか。

 さくさく読んでしまうのを躊躇うが、さくさく進んでしまう。

 それにしてもどれを一緒に持って行こうかと考え過ぎている。ある意味で何でもいいことは間違いないんだけど、それでも、ああどれにしよう、とうざったくなってもきた。

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